女性総合講座
21世紀になり、大学を中心とした高等教育機関を取り巻く環境は、大きく変わってきています。特に大学においては、全入時代を迎え、各大学が差別化を図るために、様々なことに取り組んでいます。e-learningの導入などの授業形態に始まり、新入試制度、キャリア教育の充実、企業人による特別授業、ダブルディグリー(副専攻)など、学生にとって有益な改革ばかりです。
創立110年を超え、女性教育に長く寄与してきた本学では、社会で活躍・貢献する多くの卒業生を輩出してきました。これからもその活躍場をさらに広げるべく、色々な魅力ある仕掛け・仕組みを用意しています。その一つが4年間の大学の教育と生活および卒業後までを見据えた科目「女性総合講座」です。
女性総合講座は、2008年度より1年次必修の全学共通科目(大学)として開講されています。この科目は、本学の建学の精神(「高潔善美」)と本学における女子教育の歴史を踏まえて、本学独自の教育方針を学ぶことを目的としています。この講座は、基礎教育講座(1年次必修の全学共通科目)と並んで、大学教育の基本を知ることはもちろん、大学生活及び社会生活上必要な基礎的なルールを学ぶことも目的にしています。そのために毎年度、共通テーマを設定し、本学の教育方針・特色を分かりやすく示して講義をすすめていきます。今年度の共通テーマは「女性と教養」でした。
授業を担当するのは学長・学部長を始めとした教員たちだけでなく、日頃直接お話を伺う機会がほとんどない客員教授や名誉教授たち、大学生活のなかで接することの多い職員たち(学習・生活支援グループ、キャリア支援グループ等の職員たち)も授業に加わります。こうした多様な講義は、大学で身につけたい基礎的教養のこころを知り、これからの学生生活の一助となると思います。また心身の健康やハラスメントといった大学生活をおくるうえで必要なことなども聞くこともできます。
さらにこの講座では、社会で活躍している最近の卒業生から往年の卒業生までを講師として招き、本学で学んだこと、大学生活のすゝめ、大学生活が将来どのように影響したかなど、ご自分の経験を踏まえたお話をうかがう授業もあります。
加えて学科を越えた複数教員によるパネルディスカッションも実施しています。普段の授業ではあまり聞けないような教員同士の討論は、非常に興味深いものです。
これらの授業は、毎年、同じ講義内容で行われていません。その時にあった話題の選定、新しい授業の形態(複数教員が同一テーマを話す等)を取り入れ、充実化を図っています。今後は学生たちに取り上げてほしい話題やテーマについてアンケートを実施し、授業に反映させることも考えています。
本学は「地域社会の未来をユニークな着眼点で発想し、貢献する女性を育成する」という大きな目標を掲げ、「見つめる人になる。見つける人になる。」というスローガンに思いを託しています。女性総合講座では、このスローガンを実現するためのヒント・きっかけも提供しています。
最後に、女性総合講座を受講することで、本学を知るだけではなく、コミュニケーション能力を向上させ、より多くの人(友人、卒業生、教職員など)を知る力を養い、機会が増えることを期待しています。
| 内容 | 担当者 | |
| 第1回 | 学園の歩みと教養の真義 | 学長 |
| 第3回 | 「見つめる人・見つける人」/相模女子大学の歌 | 企画広報委員会/教員 |
| 第4回 | 出会う・知り合う・つながる ~マーガレットフェスティバル~ | 副学長 |
| 第8回 | 女性のからだを知ろう | 学習・生活支援G/職員 |
| 第9回 | 自己発見と豊かな学生生活 | キャリア支援G/職員 |
| 第10回 | 卒業生の活躍 | 各世代の卒業生 |
| 第11回 | 相模女子大学へのメッセージ | 戸田奈津子氏 他 (客員教授) |
| 第14回 | 女性と教養(パネルディスカッション) | 複数学科の教員4名 |





